■口臭のセルフチェック
プライベートやお仕事で誰かと会話をした時に、相手の口臭が気になったという経験をしたことはありますか?口臭というのは自分ではなかなか気が付きにくく、誰かに指摘されるまで知らなかったという場合も少なくありません。
そこでここでは「自分の口臭を確認する方法」をご紹介します。自分に口臭があるか気になる方は一度チェックしてみてください。
起床してすぐは睡眠中に口内の唾液が少なくなったことで口臭がする場合があります。そのため起床後以外にチェックをしてみるのがおすすめです。
口臭セルフチェック1/袋やコップで口臭を確認
ビニール袋や紙コップなどに息を吹きかけて、匂いを嗅いでみる方法です。比較的簡単に自分の方法を確認することができます。
口臭セルフチェック2/唾液で口臭を確認
歯と歯茎の間や舌に存在する唾液を指で触って、その指についた臭いを確認する方法です。唾液の匂いが臭い場合は、唾液が乾燥することで口臭の原因になる場合があります。
口臭セルフチェック3/「口臭チェッカー」で口臭を確認
口臭の強さを計測する機械に、口臭チェッカーがあります。市販の口臭チェッカーも販売されていますが、歯科医院で使用されているものの方が高い精度が期待できるため、歯科医院でチェックしてもらうのがおすすんです。
もしセルフチェックをしてみて自分に口臭があると分かった場合は、改善を目指しましょう。
口臭は虫歯や歯周病などが原因になっている場合があるため、歯磨きやサプリメントなどで改善を目指しましょう。
口臭を改善するために
口臭の主な原因になっているのが「硫化水素」、「ジメチルサルファイド」、「メチルメルカプタン」の3つの物質で、「揮発性硫黄化合物」といわれています。
これらの口臭の原因となる物質は口内の菌が剥がれ落ちた細胞などのたんぱく質を分解することで発生します。なかでも「メチルメルカプタン」は歯周病菌が大量に作りだすため、歯周病の人は口臭がします。歯周病が口臭の原因の場合は歯周病を改善することで、口臭の改善につながります。
口臭がする場合は口内の細菌のバランスに異常があることがあります。腸内と同じで口内にも善玉菌と悪玉菌が存在します。悪玉菌が増えてくると菌が繁殖しやすい状態になり、口臭がしやすくなります。このようなときは乳酸菌を摂取し、口内環境を改善しましょう。
あと、朝起きた時に口臭を感じることがあります。これは睡眠中は唾液の分泌が減少し、口内で菌が増殖しやすい状態になるからです。しかし歯磨きをしたり起床後に唾液が分泌されるようになるため、時間がたつことで改善されます。匂いが強い食べ物を食べたあとやたばこを吸った後の口臭も一時的なもので時間の経過で改善されます。
歯周病でもないのに継続的に口臭がするのであれば、口内の細菌バランスの異常以外に病気なども考えられるため注意する必要があります。